2010.1.9
リーダーシップとコンセンサス・・・・
最近の日本の政治を見てて思うこと。
どうも、日本の国をどうしていこうとしているのか、どこに引っ張っていこうとしているのかが分かりにくくなっている。どうしてか・・
昨年の総選挙で国政を担うことになった民主党、圧倒的な大差で自民党をやぶった民主党、自民党に比べて若い力を活用している民主党・・・が政権を担っている。確かに、一昨年のリーマンショックに端を発し、自民党から50年ぶりに政権を引き継いだ訳ですから、少々、長い目で見てあげる必要はあります。
と思っていましたが、最近は少し厳しく見ざるを得ません。
何故か・・そうです、日本をどのようにしていくのかが示されていないのです。選挙対策として、マニュフェストなるものが決められていましたが、それはあくまでも選挙対策の範囲のもの。普天間問題も同様です。日本とアメリカの関係をどうしていくのか、その辺りが示されていないのです。
高齢者対策、ニート対策、少子化対策、いずれも重要な施策とは思いますが、そろそろ、この辺りの軸足を決めてほしいという気がします。
トップにはリーダーシップが必要です。組織においても、国においてもそれは同じだと思います。
国や組織のトップが発揮するリーダーシップとマネージャーが発揮するリーダーシップというのは、根本的に違います。前者のリーダーシップは一つの『才能』です。生れつき持っている人もいますし、後天的に身に付ける人もいます。才能ですから発掘する必要があります。
後者のリーダーシップは『スキル』です。マネージャーのポジションに立つ者として、身につけてほしいスキルになります。スキルですから、研修でも身につけることは可能です。
トップに立つ人は、前者のリーダーシップを発揮すべきですし、それが責任だと思います。トップが進むべき方向性を示し、その元で、国民や社員がコンセンサス(合意)をもって実行に移していく。こいうやり方が、変化の激しい時代、これからの国や組織を運営するために、必要ではないでしょうか・・・・
これからの民主党政権を見守りましょう。(国民の信を受けて政権を担っているという意識が強いのか、今は、あまりにもコンセンサスと取っていくことに偏りがちな気がします)
片や、自民党さん、このままで政権奪回の見通しは立ちません。力をつけましょう。