Column コラム
2011-10-10

■人材育成学会研究会に参加してきました。

久々の研究会への参加です。前回は、自ら企画した「グローバル」をテーマにした研究会で、平日実施したこともあり、今回は日曜日(昨日)ということで久々の代官山です。

昨日の代官山は、「猿楽祭り」というお祭りの開催中。いつも騒ぐ声など聞こえない代官山に、祭りの賑やかな音が響いていました。

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こんな感じでマーケットも沢山、出店。大勢の人で賑わっていました。

さすが、代官山ということもあり屋台は出ていませんでしたが、それなりにお祭りの感じは出していました。


こちらが猿楽祭りのパンフレットです。
スタンプラリーも行われていて、代官山に詳しくない人が気になるお店を散策しながら、探検できるように作られています。

ということで少し、道草を食っていたら、人材育成学会研究会の開始時間まであまり時間もなくなってきましたので、急いで会場の産業能率大学の方に向かうことにします^^;

肝心の研究会の内容は、「人材マネジメントにおけるキャリア発達支援」について...
法政大学の宮城先生をコーディネータに迎え、森永製菓とベネッセコーポレーションの2社の事例発表という内容です。それぞれの会社ではキャリアに関して工夫した取り組みをしているようですが、やはり組織と個人の関係をどう構築していくのかに係っているというのが全体の印象です。

但し、個人的には(常任理事の三木先生も同様の発言していましたが)、このテーマに関する取組を会社が実践していくことに対して腹落ちしない部分はあります。これは今回の2社の事例がという訳ではなく、これまで参加したキャリアに関するテーマ全体に言える点です。

どうしてなのでしょうか?
会社(組織)から見ると「人材育成」、個人から見ると「キャリア開発」。
この両者が真に良好な関係を構築できるとは思えないという考えが根底にあります。
理念はわかる、確かに理想としてはそうあってほしい。

しかし、会社は事業運営のために人材育成をする訳ですし、個人は自分の考えでキャリア開発をする訳です。キャリア開発を個人が自分の時間とお金を使って、自己啓発として取り組むのであれば問題ありませんが、会社がどこまで金銭的、時間的支援をしていくことなのかという点です。

会社には優秀な人材もいますし、そうでない人材もいます。そういう玉石混合の人材に対して、キャリアは平等に支援を要求する訳ですので、会社から見ると究極的には共存は難しいのではという想いです。

こんな話をすると、キャリアコンサルタントの方から苦情がくるのでしょうが、でも、この点を解消しないと「人材マネジメントとキャリア」の問題解決には繋がらないと考えています。

次回以降もキャリアに関しては、放浪を続けることになります...