2010.3.31
2009年度も今日で終了します。2009年度は、景気が低迷し大変でした・・・
今日の日経新聞1面に『手探りの回復』という記事が掲載されていました。
そこには、今回の景気回復の特性を表すような記事がでていました。その記事の中で、今の消費者行動のキーワードを「堅い、賢い、嫌い」=3ケンということで表現しています。
日本のマスコミやメディアは、どうも「3高」とか「3K」とか「3〇」と表現することが好きなようです。
このキーワードもそういう類のものと考えていいでしょう。
但し、中身を読むと、"なるほど"、"そうだなあ"、と頷く点が多く、今回の景気回復は一筋縄ではいかないぞ、というのが現実の姿ではないでしょうか。
一つの傾向として、単純に安いだけではなく、満足度や付加価値がないと、売れない時代になってきたということです。消費者も賢くなり消費をしなくなった。消費するならするだけの付加価値が必要になっています。
一例を挙げると、ハンバーガーでも売れるのは「マクドナルド」だけ。話題性や限定生産という目に見えないものをいかに消費者に届けるのかが、企業の舵取りの難しいところでしょう。マクドナルド、ユニクロ、ニトリ・・・売上を伸ばしている企業は、その辺りの「色」を上手く、消費者に届けているのではないでしょうか。
世帯年収650万円以上の世帯が減少しているそうです。
年功序列の時は、年齢を重ねると収入が増加し、それと共に消費も増えていった。それが、年を取っても収入が増えない、消費イコール購買力のアップになってこない訳です。ここら辺りに、景気が思うように回復しない原因があるのでしょう。
政府が打ち出した「子供手当」もどこまで、消費拡大に寄与するやら・・・いえ、その前に満額支給されることやら・・どっちにしても気になります。
そういうことで2009年度も終わりますが、2010年度は、日本全体がもう少し底上げしてくれないと元気になりません。
期待しましょう!!