久々のブログ更新になります。
最近、気になる事は、やはりエボラ出血熱の問題ではないでしょうか。
色々な記事を読んでみても、当初はこれほどの大きな問題になるとは思っていなかったということが、専門家の中でも言われています。確かに、医療が進歩した21世紀で、ここまで人間の存在を危うくするウイルスが存在するとは考えていなかった節もあります。勿論、AIDSの問題はありますが、エボラ出血熱はAIDSとは明らかに異なる感染ルートを持つ病気であり、現実にエボラ出血熱で命を落とす人の数から考えても、次元の異なる病気であることは明らかです。この病気に対処するために多くの医療従事者がアフリカで働いていますが、その医療従事者でさえも油断すると感染する程の病気であり、世界的にも大きなリスクとなってきているのが現状です。
そのエボラ出血熱の記事で気になる記事が掲載されていました。シエラレオネでエボラ出血熱に感染し、本国のイギリスで治療を受けていた医療従事者が無事に治癒したという記事です。無事に治癒して、もうシエラレオネには行きたくないというのが普通だと思うのですが、その医療従事者の方は、「やり残した仕事がある」ということで、再度、シエラレオネに向かったということです。この記事を読んで、仕事とは、使命感とは、ということを考えさせられました。この方はおそらくボランティア意識も高い方だとは思いますが、それ以上に自分の仕事に求められる役割の理解度、仕事に対する意識が高い方なのではないでしょうか。
現地にはまだ苦しんでいる人がいる、自分の看護をまっている人がいる、この人達のために自分は存在しているという想いが強く感じられます。
医療という仕事に従事しているからなのかも知れませんが、この意識の高さは、とのような仕事をしていようと持つべきレベルだと再認識させられる話だと思います。