Column コラム
2013-2-13

研修と授業は違う。

授業と研修を比較するとそのやり方は異なってくる。勿論、研修の講師と授業の先生は役割も異なってくる。

授業は、あくまでも上から下への目線であり、教えるというスタンスが基本、学校がその典型的な例であろう。本来、小学校から中学校、高校、大学と上から目線で教えるというスタイルから同じ目線で考える、学ぶことを支援するスタイルと変化していく筈である。

でも、実際はどうだろうか。
日本では、大学までが上は教える、下は教えてもらうというスタイルが中心となっている感がある。大学院に行って初めて、考えるスタイルに切り替わって行くのではないだろうか。
果たして、この大学までの授業を経験して、社会に出てくるのが今の新入社員の大半である。

このような社員が会社の研修を受講すると、研修を通じて考える、考え抜くというのが、中々出来ないのが現実である。このような状況の中で考えることを支援する、考えるとことをサポートするのが講師という立場になる。

講師の役割が、次第に難しくなってきている。
また、研修設計そのものに工夫が必要な時代でもある。