昨日の日経新聞の社会欄に掲載されていました。
1980年に始まった「映画ドラえもん」シリーズ34作品の累計動員数が1億人を超えたということです。
これまで最多だった「ゴジラ」シリーズ28作品の9900万人を抜き、日本映画最大のヒットシリーズになったとして新聞には報じられています。何と、1作当り300万前後の人が映画館に行った計算になります。
子供を対象とした作品ではありますが、どうしてこんなに続けてくることができたのでしょうか。子供向けの作品とは言え、何か伝えるものが作品の中に込められていないとこうはならないと思います。
子供が小さい頃、一緒に映画館に観に行った記憶があります。
その時のストーリーは、もうハッキリとは憶えてはいませんが、その時、その時代に話題になっているテーマをさりげなく取り入れていたように思えます。そして、最後は「友情」、「家族」、「仲間」、「愛」というみんなが大切にしなければいけないことがあるんだよ、で終わっている感じです。
いつもノビ太を苛めるあのジャイアンも、気持ちは優しい男の子。友達であり、何かあった時には力を合わせる大切な仲間なんです。
それから、子供の想像力を掻き立てるようなツールも沢山、登場します。
ドラエもんの四次元ポケットから出てくる、「どこでもドア」、「タケコプター」等々大人から見てもあったらいいなというモノが次々作品の中で登場してきます。もしかしたら、この映画を観た子供達の中から、こういうモノを開発するよう人が出てくるかも知れません。
こういう点からも、お父さんやお母さんが子供と一緒に観に行ってもいいなぁと思える映画になっているのが、長続きの要因になっているのではないでしょうか。
成長過程の子供にとっては、情操教育の一つの教材にもなっている気がします。
本当に凄いことだと思います。