Column コラム
2012-3-30

いよいよ3月も残り2日となってしまいました。

3月末になって、消費税増税案は閣議決定されるという物騒な季節ですが、どう考えても単純な消費税増税だけでは、国力を回復することは難しいと考えています。
全てが連動している訳ですから、消費税のみ増税となると、収入がアップしない消費者は消費を抑えるでしょうし、その結果、デフレの解消がまた遅れるということになります。
企業は国内で消費しても、税金で持って行かれるだけと考え、海外の現法の立ち上げに奮闘するようになり、益々、税金の減少傾向に歯止めがかからなくなると思います。
問題は中小企業ですね。消費税倒産のような事態がおきなくもないと危惧しています。(自社もそうですが)
結果、国全体が縮小することで、国会議員や公務員も今以上に削減される必要が出てくると思います。
その時点になって、初めて、何をやった方がいいのかが理解するようじゃ、遅いのですが。。。

しかし、こういう先が見えない状況ですが、そういう状況であっても新年度はやってくる訳で、今年も明けて来週には、いろいろな企業に新入社員が入ってきます。
この時期になると、毎年、日本生産性本部が発表している『今年度の新入社員のタイプ』の記事が気にかかります。今年のタイプを同社では、『奇跡の一本松型』とネーミングしています。

ネーミングの理由については、「東日本大震災にも耐えて生き残った『奇跡の一本松』の話は、復興に向けて多くの人に勇気を与えてくれたことに例え、今年の新入社員も、前例のない厳しい就職戦線を潜って残った頑張りを称えています。これからの人生においても自然災害をはじめ「想定外」の事態に直面することもありますが、その困難を乗り越えていくことが期待されています。今のところは未知数ですが、先輩の胸を借りる(接木)などしながらその個性や能力(種子や穂)を育てて行けば、やがてはどんな部署でもやっていける(移植)だろうし、他の仲間とつながって大きく育っていく(松原)でしょう。」と説明されています。
詳細は下記のURLで・・


いずれにしても、国そのものの存在意義を考えていく必要がでてきた時代に、新生活を踏み出す新人には、まさに、奇跡の一本にならないように、全員が活躍してほしいものである。