Column コラム
2014-1-10
2014年がスタートしました。

やや遅れましたが・・・
元旦に届いた新聞から、今年の動きのヒントとなる記事を読んでみました。
やはり、アベノミクスが一番強調されていましたね。

昨年はアベノミクス効果の期待として、日経平均株価が50%以上の上昇を示したことが非常に象徴的な出来事でした。
今年は株価だけではなく、経済指標や商品価格の上昇も予想され、最終的には賃金の上昇も期待されています。

この中で、今年は4月から消費税率のアップが行われ、そのアップ分だけ購買力を削ぐと言われています。
その対策として、5兆円程の財政政策が出されるようですが、その効果もどの程度なのでしょうか?
それ以前に、消費税のアップの影響はどの程度でてくるのでしょうか?
興味深いところです。
何とか、消費税の税率アップが、アベノミクスの効果を削減させるようなことだけは避けてもらいたいものです。

その他では、TPPの件、日韓問題、日中問題等々が、今年の大きな動きになってきそうです。

しかしながら、生活者の視点でみると、はやり消費を考えたときの賃金のアップがどうなるのかでしょう。
ここ10年位は、賃金のアップを実現できる環境になく、結果、消費も拡大しないという悪循環が続いていました。
今年は、その悪循環を好循環に転換するチャンスの年かも知れません。

経団連に加入する大企業のトップは賃金のアップをどのように判断をしていくのか、非常に興味が注がれる点です。
今まで、日本企業は人件費を含む経費節減をもって経常利益を出してきた感もありますので、少々の業績の拡大では
難しいのではというのが企業トップの声としては多いようです。
企業に勤める企業人としては、そこを一番、何とかしてほしい・・ということでしょうか。

2014年、とにかく、景気の一層の拡大と賃金のアップ、消費のアップが実現できるような年になってほしいものです。