2010.5.6
青年は荒野を目指す、よく知られた五木寛之を代表する小説である。
勿論、五木寛之の小説の感想を書くつもりはない。
行動を起こす際、明確な方針を伴わない場合は"青年は荒野をさ迷う"ことになる。
本当は、"荒野を目指す"ことが出来る能力があるにもかかわらずだ。
昨今の組織 時間に追われているからか、アレをやれ、コレを頼むと言うのは得意だ。
果たして、その目的や狙い、ビジョンをしっかり伝えているだろうか。
目的やビジョンのない指示や行動が組織ではびこっていないだろうか。
変革の時代と言われている。
新しいことをやらなければダメだ、従来の方法を打破しろ、と言われる。
言われた者はどうすればいいのだろう。
年功的に評価される程、楽しい時代ではない。
自ら何をやるのか見つけて行かなければいけない時代だ。
若くして自律を求められる時代だ。
だからと言って、若者に行動の基礎となるビジョンを考えろとか、
目的を設定しろと言っても無理な話だ。
ビジョンや目的を考えるには、組織の中での経験や理解が必要になる。
まずは、上司がそれを示してあげることが大切だ。
ビジョンや経営理念をわかり易く説明し、間違いのない行動を取ることができるような風土を作らなければならない。
そういう風土を作っていこう。育成はそれからでもよい。
行動を取るに前に、必要となる知識やスキルは学べば良い。
活用する活用しないは本人の努力次第だ。
活用して初めて本人の能力が発揮されたということになる。
まず、そういう風土を作ろう。若者が地に足を着けて働ける土台を。
若者が荒野を目指せるように。。