Column コラム
2012-10-1

今日、10月1日は、かなりの企業で内定式が実施されました。(あくまでも予想ですが)
昨日までの台風も過ぎ去り、雨降って地固まるではありませんが、厳しい就職戦線を生き抜いてきた学生にとっては、言葉通り、晴天の中での内定式となりました。

今日の内定式は来年の4月新入社員となる予定の学生が対象です。
一昨年、昨年と内定率も若干、改善していると言われていますが、本当に学生にとっては環境が好転しているのでしょうか?

今日のニュースは、次のようなことを告げていました。

 --"景況感、9カ月ぶり悪化=大企業製造業マイナス3―日銀9月短観"

といきなり、経済環境の見通しを悪くさせるような指標がでております。
海外では 
--"韓国とは竹島問題、中国とは尖閣諸島の問題と経済的にも結ぶつきの強かった2つの国との関係悪化" 
国内では
 --"消費税増税、原発廃止問題、また行政面では解散総選挙も控えて大胆な動きを取れない迷走民主党"

と好転しているどころか、経済も政治も生活も全て苦しくなり八方塞がりになってきています。
GDP世界第2位の中国が息切れを始め、ヨーロッパは財政危機の問題で青色吐息。
アメリカ、ヨーロッパ、韓国、中国というような限定的に世界を捉えておけばいいという時代は過ぎ去っていると考えた方がいいでしょう。
新しい市場が求められています。それはインドなのか、アフカリかのか、南アメリカなのか、いろいろな国が可能性を秘めています。そういう視点で、世界を見ていく必要があるのではないでしょうか。

企業はこのような環境の中、グローバルという武器を携えて、本格的に海外に出て行こうとしています。
その最前線に立たされた新入社員が立ち向かう世界は今までと異なる世界であり、その世界で実力が試される時代が来ようとしています。