Column コラム
相手にわかるように伝えよう
2010.4.13
相手にわかるように伝えよう。それが非常に難しい。

整理されていない。
進んでいるのか止まっているのかも分からない。
まっすぐなのか、横道にそれているのかも分からない。
何を話そうとしているのか、その主旨は何なのか、話し手自身も分からない。
頭に思いついたまま話してしまう。
何かに没頭しているとき、考えは直線になっている。
話が飛ぶ。
飛んだことは後でわかるは、どこからどこへ飛んだか定かではない。
とまりなく話してしまう。。。これだとなかなか伝わらない。
もどかしさだけが残り、積もる。そのまま放っておいてはならない。
伝える工夫をしなければならない。

相手は、今から何を話そうとしているのか知らないことが多い。
その相手に対して、思いつくままに話しても伝わる筈がない。
最初に伝えないといけないことは、何を話そうとしているか、だ。
話す内容の主旨を最初に話してしまう。例えば、こうだ。

  1. これから、之々の件について説明します。
  2. それでは、何々について紹介致します。
となる。
そうすれば、相手は、これから話し手が何を話そうとしているのかが理解できる。
聞き手として、これから話が始まるのだという頭の準備ができるのだ。

話そうとする主旨を伝えた後、次は、そのテーマに関して、どういうポイントで幾つ話をするかだ。

  1. 2つの問題
  2. 3つの回答...
  3. 4つのメリット...
を伝えることが必要だ。
そこで、初めて相手は話し手の主旨とポイントの数をもとに、話の全体像を描くことができる。
話し手は、そのための全体像を分解し、再構成する力が求められるのだ。

複雑なものをシンプルに、話す言葉はわかりやすく...
話し手の口からでる内容は、話し手の理解度の指標ともなるのである。